緑内障っていう病気はどんな病気なんでしょうか?

緑内障とはどんな病気ですか? 「緑内障」とは、本来眼圧が高くなることによって、視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。 ただし眼圧が正常範囲内の人でも、緑内障が起こることがあって、これは「正常眼圧緑内障」と呼ばれています。

緑内障の原因は何でしょうか?

緑内障の主な原因は、眼圧が異常に高くなることで、一番繊細な部分の視神経が傷つくことです。 視神経が傷つくと、脳に伝達される視覚神経刺激の機能が低下し、視野が狭くなったり、視力が低下するなどの症状が現れます。 眼圧とは、目の内側で目の形状を維持している圧力のことで、眼圧の高さは目の硬さを表します。

緑内障ほっておくとどうなる?

放っておくとどのような症状がでてくるのですか? 視野の障害部位(見えない範囲)が広がり、視力の障害が起こる事があります。 慢性のタイプの緑内障の進行は比較的ゆっくりと進みます。 人によっては発病してから何年も、何十年もかかって視野の異常に気づくこともあります。

眼圧が上がるとどうなるのか?

眼圧が高いままの状態を放置すると、やがて視神経が障害を起こし、緑内障となります。 緑内障の主な症状には視野の一部が見えなくなる視野欠損などがあり、日本における失明原因の1位となっています。

緑内障ってどんな症状が出ますか?

一般に緑内障発作と呼ばれる状態では、いったいどんな症状が生じ、治療しないとどんな後遺症が残るんでしょうか? 一般的な緑内障発作は急性閉塞隅角緑内障と呼ばれるもので、急激な50mmHgを超えるような眼圧上昇とそれに伴う眼痛、充血、霧視、吐き気、頭痛で、間違って脳外科や内科に行かれる患者さんもおられます。

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緑内障は失明しますか?

緑内障は非常に多い病気で、40歳以上で5%、60歳以上では1割以上の患者がいます。 残念ながら日本の失明原因一位となっています。 患者は多いのですが、緑内障の失明率はかなり低く、早期に発見して適切に治療を受ければ、生涯視野と視力を保てる病気です。

緑内障 どんな人?

緑内障になりやすいのは、高血圧や低血圧の人や、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群の人や、偏頭痛持ちの人や、強い近視の人などとされています。 血縁のある家族に緑内障の患者がいる場合も注意が必要なので、心当たりのある方は、なるべく早めに検査を受けましょう。

眼圧が高いということはどういうことですか?

眼圧が高くなると(眼球がかたくなると)、視神経が障害されやすくなり、視野(見える範囲)が欠ける「緑内障」になるリスクが高くなります。 緑内障は、40歳以上の約20人に1人の割合でみられると考えられています。 年齢が上がるにつれ、緑内障の頻度はもっと多くなります。

眼圧を下げるにはどうすればいいか?

現時点では、眼圧を下がることが最も有効な治療方法です。 眼圧を下げるには目薬、レーザー治療、手術などの方法がありますが、まず初めは目薬を始めるのが一般的です。 目薬にもいくつか種類がありますので、患者さんにあう目薬、つまりより少ない目薬の本数で最も眼圧が下がる組み合わせを探します。

眼圧が高いのはなぜか?

房水は常に毛様体から分泌されて、眼球内を循環していますが、何かの原因で房水の排出路(隅角の線維柱帯)が詰まったり、働きが悪くなると、眼球内に房水が溜まり、眼圧が上昇します。

緑内障 点眼しないとどうなる?

多くの場合は目薬で低い眼圧を維持できるようになります。 緑内障用の目薬は1回さすと長く作用するものでも24時間しか眼圧を下げる効果は持続しませんので毎日定期的に点眼しなければなりません。 一回でもさし忘れると眼圧は元の高い状態に戻ってしまいます。

緑内障は手術して治りますか?

緑内障は治りますか? 緑内障自体は治りません。 眼圧を下げる手術ですので、緑内障でなくなってしまった視野は元には戻りません。 あくまで眼圧を下げて、緑内障が進行しにくいようにする手術です。

眼圧が下がるとどうなるか?

眼圧が下がりすぎて眼球がひずみ、視力が出にくくなります。 特に線維柱帯切除術の術直後にみられます。 ほとんどの場合が経過観察で改善しますが、眼内の水の漏れなどが結膜より明らかなときには再縫合を行います。

遺伝性のある緑内障はどういうものですか?

しかし、家族や親戚の方に緑内障の方がいらっしゃるからといってその家系の方が全員必ず緑内障になるわけではありません。 遺伝などはまったく別にして、日本では、40歳を越えてくると100人に3人は緑内障を発症するといわれています。 緑内障は決して珍しい病気ではありません。

緑内障 どうすればいい?

緑内障の治療の柱は、眼圧を下げて、視神経をこれ以上減少させないことです。 正常眼圧緑内障であっても、より眼圧を下げることで効果を得られることが多くあります。 眼圧を下げる治療には、薬物療法、レーザー治療、手術があります。

緑内障視野欠損はどこから?

初期の段階では中心部から離れた部位に、しかも見えない部分はごく小さい範囲なので、自覚症状はほとんどありません。 一般に鼻側の上のあたりから視野が狭くなっていき、緑内障が進行すると、中心部分に見えない範囲が広がっていきます。 視野障害は視神経が障害されることにより起こります。

緑内障の手術はどうするの?

緑内障の手術は大まかに「流出路再建術」と「ろ過手術」の2種類に分けられます。 房水の流れを良くして眼圧を下げるのが手術の目的ですが、前者では房水を眼の中にある静脈に流し込み、後者では房水を眼の外に流し込みます。 眼の外に流し込むため、後者のほうが強力に眼圧を下げていくことができます。

網膜剥離とはどんな病気ですか?

網膜剥離とは、眼球の内側にある網膜という膜が剥がれて、視力が低下する病気です。 網膜とは、目の中に入ってきた光を刺激として受け取り、脳への視神経に伝達する組織で、カメラでいうとフィルムのはたらきをしています。 網膜の剥がれは痛みを伴わないため気付きにくいのですが、前兆として飛蚊症があらわれることがあります。

眼圧が高いのはどのくらい?

眼圧の正常値は10~21mmHgで、眼圧が高い人の方が、正常な人よりも緑内障の危険性が高いことが分かっています。 しかし、眼圧が21mmHgを超えると必ず緑内障になるわけではありません。 視神経が圧力に強いか弱いかには個人差があります。

眼圧が高いと何の病気?

眼内圧が高くなると、視神経に対する負荷がかかり、視神経を構成する細胞(神経節細胞)が傷んでしまうと、視野や視力に障害があらわれ、これすなわち緑内障である、というお話をしてきました。 眼内圧が継続的に高い人は、高眼圧症の人と認定されます。 眼内圧が高い人がすぐに視神経を傷めるわけではありません。

眼圧の検査で何がわかる?

眼圧検査で分かることとは? 目の表面に空気を噴射して眼圧(眼球内の圧力)を測る検査です。 眼圧検査で眼圧が高いと判断されると緑内障の可能性が疑われます。

眼圧の正常値はいくつですか?

・眼圧の正常値は10∼21mmHgとされて いますが、どのくらいの眼圧で障害が起こる かは、その人の視神経の強さによって異な ります。 ・緑内障の進行を抑えるには、点眼により 眼圧を下げて視神経へのダメージをできる だけ少なくすることが重要です。

緑内障 どんな人に多い?

血縁者に緑内障の方がいる人は緑内障になる確率が他の方よりも高いので要注意です。 そのほか、強度近視の方も、視神経や視神経周囲が傷みやすい場合があります。 低血圧の人、冷え性の人なども、緑内障は血流障害で視神経障害が進む場合があり、注意が必要です。

緑内障 治療 いつから?

かつてはお年寄りの病気と考えられていましたが、近年のさまざまな調査から、40歳頃からはだれにでも発症の可能性があることがわかってきました。 その背景にあるのが、正常眼圧緑内障です。 以前は、眼圧の上昇が緑内障の最大の原因とされてきました。

緑内障 どのくらいで見えなくなる?

失明する例は少数ですし、失明する場合も発病してから失明まで10年-20年くらいの長い年月がかかるのが普通です。 視力を保って天寿をまっとうすることが多いわけですから緑内障診断イコール失明の宣告ということではありません。

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